電動鼻水吸引器メルシーポット、一度その便利さを知ると、早く買えば良かったと思いますよね。子供が風邪を引いたとき楽になるので、大活躍です。
そんなメルシーポットですが、正しいお手入れが大切です。
子供の看病をしているときなどは、忙しくてなかなか洗う時間を取ることが難しいかもしれません。それでも、鼻の中に入れるものですから、できるだけキレイにしておきたいものですよね。
特に、チューブ(ホース)は、鼻水が溜まってしまいがちですが、「長くて洗いにくい!」、「どんな洗い方ならキレイできる?」と疑問に思うことも多いと思います。
ということで、この記事では、
- チューブ(ホース)の洗い方
- チューブの乾かし方
- カビ対策
などについて、まとめています。
簡単で便利なアイテムや、消毒方法もお伝えしていきますので、ぜひチェックしてみてください。
メルシーポットのチューブ(ホース)の洗い方:日々のお手入れ
使った後に放っておくと、吸引チューブの内側に、鼻水が固まって、こびりついてしまいます。さらに時間が経つと茶色くなってしまうことも。
そんな風にならないように、まずは日々のお手入れのポイントをチェックしていきましょう。
吸引後は水をいっぱい吸ってチューブの内側を洗う
使用後に鼻水が付いたままだと、チューブの内側で鼻水が固まってしまいます。これを防ぐためには、やはり使用の直後に洗浄することです。
まずは、使い終わったら、コップなどの水をメルシーポットで吸引します。これで、チューブの内側に付いた鼻水を流していくんですね。
チューブを揉みしごいて残った鼻水を絞り出す
コップから水を吸ったら、鼻水の大部分は水と一緒にチューブの外に流れ出てくれると思います。
でも、なかには、水を吸っただけでは取り切れていない鼻水が残っている場合があります。これを放置しておくと、汚れの原因になるので、絶対に見逃したくありません。
チューブの中身をよく観察してみてください。もしも、まだ汚れが付着している部分があったら、指でチューブを揉みしごくようにして、汚れをチューブの外まで押し出してしまいましょう。
チューブをきれいに使うコツ
日々のお手入れに関しては、以下のコツを活用すると、とっても簡単になりますので、ぜひ活用してみてください。
使用時には小まめに水を吸う
使用後に水を吸うって洗浄することは、既にお伝えしましたが、使用前や使用中にもコップの水を吸うのがおすすめです。
メルシーポットの使い方でも紹介されているように、使用前に水を吸っているという方は多いかもしれませんね。
それだけでなく、鼻水の吸引中にも、何回か水を吸って鼻水を流してあげると、鼻水がこびりつきにくくなりますし、吸引力もキープしやすくなるので、おすすめです。
泡スプレーを活用する
日々のお手入れは、上記の水洗いが基本になります。ですが、もうちょっときれいにしたいという場合は、泡スプレーを使う方法が便利です。
「キュキュットCLEAR泡スプレー」がおすすめ。こちらは花王の食器用洗剤ですから、安心ですよね。本来はお弁当箱の隅っこなど、スポンジがなかなか届きにくい部分を綺麗にするためのスプレーです。スプレーした部分の汚れを泡が吸いこんで、サッと流せるスグレモノです。
私はいつも楽天の通販で安値をチェックして買っていますが、値段もそこまで高くないので、試しやすいと思います。
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私の場合は、水でひと通り洗った後に、泡スプレーでアワアワにしてから水ですすぐ感じですね。
具体的には、まず、チューブの口の部分から中に向けて泡スプレーを吹き付けます。そのあと、チューブを傾けたりして泡をいきわたらせます。ここでちょっと時間をまったり、チューブを揉んだりしたあとに、水でサッと流します。
中性洗剤で洗うのもあり
水洗いが基本になりますが、中性洗剤で洗浄するとよりキレイになります。
おすすめのやり方としては、バケツなどの容器に、中性洗剤を薄めて水溶液を作り、その中に、チューブを浸しましょう。
こうすれば、チューブの内側と外側の両方を同時にきれいにすることができますね。その後、柔らかいスポンジなどでチューブの外を洗います。傷がついてしまわないように、硬いものは使わないようにしてくださいね。
また、洗剤を使った後はしっかりと水ですすいで乾かしましょう。
シリコンノズルは毎回消毒したい
チューブの先端のシリコンノズル。こちらもチューブと一緒に毎回、水で洗います。ただし、ノズルは直接鼻の穴に入れるものですから、できるだけ清潔に保ちたいです。なので、仕上げとして、ノズルの部分は毎回消毒すると安心です。
消毒の方法は、消毒アルコールを含ませたウェットティッシュで拭いても良いですし、アルコールスプレーを吹き付ける方法でもいいと思います。アルコールの消毒アイテムとしては、口に入れてもOKなものを選ぶように。
余裕があればノズル以外のパーツも消毒して、消毒後は、きちんと乾燥させましょう。
チューブの要注意なお手入れ方法
細い洗浄ブラシを使っても洗いにくい
100円均一ショップなどで売られているような、細い水筒用のブラシでチューブの中を洗う方法もあります。
ただし、だいたいのブラシはメルシーポットのチューブの長さに比べると短いので注意が必要です。ないよりはマシといった程度ですね。
以前、鼻水吸引器のチューブ用という洗浄ブラシも販売されていましたが、メルシーポットのチューブは長いので、使えないかなぁという印象でした。ほかの鼻吸い器には使えるかもしれませんが。
煮沸消毒などは変形しちゃうかも
取扱説明書にも書いてあるのですが、煮沸消毒をすると、部品が変形する恐れがあるみたいですよ。チューブも変形するかもしれないのでご注意ください。
煮沸の他にも、食洗器やレンジを使った消毒も同様です。
やはり基本は水洗い。プラスして泡スプレーという感じが負担もかからず、やり易いと思います。
チューブ(ホース)の乾かし方
メルシーポットの部品を洗ったり消毒した後は乾かします。
乾かし方は、とくに特殊なことをする必要はありません。キッチン食器に使うような水切りラック(水切りかご)に乗せて乾かせばいいでしょう。
水がチューブの中に溜まったままにならないように傾けておくことがポイント。チューブの場合は、吊り下げて乾かしてもいいかと思います。下に水を落とす感じになりますので、キッチンシンクの上がいいですね。
水が溜まったままだとカビの原因になるので注意しましょう。
チューブ以外のパーツは、水切りマットの上において放置して乾かすのも良いと思いますよ。
チューブの消毒の仕方
普段のお手入れは、水洗い(+泡スプレー)ということでしたが、汚れが気になる場合は、消毒した方がより衛生的です。
消毒用エタノールで
泡スプレーか中性洗剤などで洗った後に、消毒には消毒用のエタノールを使います。
チューブの外側は、柔らかい布にエタノールを含ませて拭けばOKです。チューブの内側は、少量のエタノールを通します。
塩素系漂白剤で漬け置き
メルシーポットの消毒には塩素系の消毒液を使うこともできます。もしも、汚れが落ちにくい場合は、塩素系漂白剤を希釈して漬け置きという方法も有効です。
漂白剤は家庭用に市販されているものでOKです。キッチンハイターなどが使いやすいし、手に入れやすいと思います。
漬け置きの時間に関しては、30~60分くらいが目安になりますよ。漬け置きの後は、水でしっかりとすすいで、よく乾燥させてくださいね。
漬け置き消毒をすると、ヌメリがかなり取れるので、たまにやるとかなりスッキリできておすすめです。
なお、キッチンハイターなどの消毒液の希釈倍率は、きっちり守ってください。
メルシーポットのチューブ(ホース)のカビ対策
ちゃんと洗ったと思ったのに、チューブの内側に黒いポツポツが見えることがあるかもしれません。それはカビですので、気が付いたらすぐにキレイにしたいですね。とくに夏場は湿度も高く、カビが生えやすくなるのでご注意ください。
カビ対策には泡タイプのカビ取り剤を使います。
具体的には「カビキラー」とか「カビ取りハイター」ですよね。どちらも泡を噴射することができるものになります。
そのカビ取り剤の泡を、チューブの口から内部に流し込みます。
しばらく放置(~1時間程度)したら、しっかり水で洗い流して終了です。かならずキレイに水ですすぎましょう。
【まとめ】チューブは日ごろのお手入れが大切
以上、メルシーポットのチューブのお手入れについて、ご紹介してきました。
基本は、水洗いと泡スプレー、さらにアルコールで消毒です。
それでも、汚れが気になる場合は、塩素系漂白剤(キッチンハイター)で漬け置きをします。
そして、カビが生えたらカビハイターの出番、という感じですね。
どうしても汚れが取れない場合は、新しくチューブだけを別売りで購入することもできますので、検討してみてはいかがでしょうか。