購入する前は、鼻水を吸うだけの機械をわざわざ買わなくても、なんて思ったのですが、実際に使ってみると子供が鼻水で苦しくなくなるので、良かったと思うものです。
特に、季節が変わるときに風邪をひいて、鼻水を垂らしたままだと苦しいですが、買って正解という意見が多い人気家電製品なんですよね。
実際、メルシーポットの使い方は簡単なのです。
ですが、上手に使うには、まず基本をしっかり押さえることです。
その上で、より効率よく使うためには、姿勢や角度などのコツがあります。
良い使い方ができないと、せっかく買ったのに威力が発揮できませんので、上手な方法を押さえておきましょう!
【メルシーポットの使い方】コツは角度の調整だった!?
事実、メルシーポットって、そんなに安価なものではありませんよね。電動鼻吸い器は、いくつかのメーカーから販売されておりますが、その価格は1万円以上したりします。
せっかく買ったのですから正しい使い方を押さえておきたいものです。きちんと使い方を押さえておけば、多少値段が高くても買ってよかったと思えるはずです。
ということで、まずは基本の使い方からお伝えします。
そのあと私なりのコツを余すところなく、公開していきますね。
使い方
ざっくりと使い方を説明すると、
- 電源のスイッチをオン!
- ノズルを鼻にイン!
これだけです。とってもシンプルなんです。
まだ電動鼻水吸引器を良く知らないという方がイメージしやすいようにお話しするなら、掃除機を想像するといいと思います。掃除機の先端が、鼻に入るくらいの細いノズルになっていて、それを鼻孔に挿入してズズズッッと吸い取るわけですね。
もう少し丁寧に使い方をお伝えしますと、
- 電源スイッチをオン
- 水を少量吸わせる(あらかじめコップなどに水を汲んでおきます)
- 鼻の穴の横(小鼻らへん)を引っ張って、穴を少し広げる
- ノズルを鼻の穴に挿入する
- ノズルの角度を動かして、鼻水スポット(鼻水が溜まっているところ)を探す
- 鼻水スポットを数秒ずつ(3、4秒くらい。5秒未満)吸引する
- 鼻水を吸い終わったら、最後にコップの水を少量吸わせる
補足していきますと、まず、最初と最後にコップの水を吸うのは、チューブの中に鼻水が固着してしまうのを防止するためになります。
ノズルを鼻の穴に入れるときは、顔に対して垂直の角度にすることがポイントです。つまり、挿入方向が顔に対して垂直です。そのあと、ノズルの角度を少し上にしたり下にしたりして鼻水スポットを探していきましょう。
なお、安全のために5秒以上継続して吸引するのは避けるように!
取扱説明書のダウンロードはこちら
実際に購入しましたら、取扱説明書が付属しています。そこには、イラストで使用方法の手順が書いてありますので、特に難しいところもなく、使えると思いますよ。
念のため以下からダウンロードしておくといいと思います。
https://www.seastar.co.jp/products/manual/pdf/s503_manual.pdf
鼻に入れるだけでも、ある程度吸い取ることができますが、効率よく吸引するには、挿入角度がコツになります。説明書にも書いてありますが、顔に対して約90°の角度になるように、気を付けてみてください。
買ったけど、上手に鼻水が引けないという人は、ノズルを顔に対して上向きに挿入している可能性が高いと思います。鼻水スポットに入れられれば、ちょっと硬めの鼻水でも、ズゴゴゴッッッって引けてスッキリですよ。
慣れれば嫌がらない
子供は風邪をひいてしまうと、鼻水が酷くて眠れなかったりしますよね。最初はノズルを鼻に入れると嫌がるかもしれませんが、吸い終わればスッキリ。不快感が解消です。慣れれば、笑顔で吸われていたりします^^
購入すると、いくつかのパーツに分かれて梱包されていますが、部品の数は多くないので、感覚的に組み立てることもできるでしょう。それに、強弱などの調整もなく、スイッチをオンするだけなので、設定で戸惑うこともないと思います。
上手な使い方!8つのコツと動画をチェック
ここからは、メルシーポットを使いこなすためのコツについてお話していきたいと思います。
いくらメルシーポットが素晴らしくても、使い方が悪いと、だらだらと時間がかかって鼻に負担になってしまうというものです。ささっと効率よく引くためのポイントを押さえていきましょう。
1.鼻の構造を考えて角度を
鼻水スポット(鼻水ポイント)を探すときには、むやみに探すのではなく、鼻の構造を意識しておくといいです。個人差もあるかもしれませんが、だいたい小鼻のちょっと上あたりに鼻水スポットがあるとのことです。
別のママさんの話では、小鼻の上ではなく、中ほどを狙うと沢山引けると言っていました。やっぱり個人差があるのでしょう。このあたりは探りながらやっていくしかないでしょうね。
繰り返しになりますが、角度については、顔に対して90度が基本です。
そこから、ちょっと前後に傾けたり、また90度に戻したり、角度を変えていくと、ズルズルっと引ける鼻水ポイントが分かるかと思います。
私の場合は、「鼻の横を少し指で引っ張りながら、ノズルを鼻の穴の底に沿うように少しだけ傾ける角度にする」と、うまいくと思います。
2.ホースを曲げて吸引力をアップ
ホースを少し曲げて細くして、パッと離すと、吸引力が一瞬強くなりますね。もし、硬めの鼻水を引きたいときは、試してみるといいかも。もちろん、安全には細心の注意を払ってくださいね。
ベビちゃんクリップを使っても、同様に強めに吸引できるようになります。ただ子供が慣れない場合、嫌がって暴れるかもしれません。そのときは、ベビちゃんクリップを扱うのが難しいかもしれません。無理にベビちゃんクリップよりも、自分の指でホースをつまむことにより、ホースを細くして吸引力の強さを調整した方が簡単だと思います。
3.ノズルの近くを持つ
チューブ(ホース)の持つ位置ですが、ノズルから離れたところではなく、ノズルのすぐそばの部分を掴んだ方が安定して操作できると思います。
やはり最初は子供が暴れてしまうこともありますので、スムーズに入れられるように持つ位置も意識してみてください。
4.吸引するタイミングはお風呂上り!
我が家では、お風呂から出た後など、鼻水が多くなる時に使うことが多いですね。別にお風呂上りでなくても良いのですが、ポイントは、鼻の中が湿っているタイミングということになります。
乾いてカチカチになった鼻くそを無理に吸い出すのは難しいと思います。それに固まった鼻くそはチューブに詰まり易かったりします。それに比べて、鼻の穴の中が湿っているときであれば、鼻水が柔らかくなっていて比較的、吸い出しやすいと思います。
蒸しタオルで鼻を温めた後や、温かい食事の後でも良いかもしれませんね。
5.子供の頭の姿勢を固定する
お子さんによっては、ノズルを嫌がる場合もあります。
やっぱり「暴れてしまう子供の頭をいかに抑えるか?」が一番難しいかもしれません。
子供も2歳くらいなると、けっこう力も強いので、抑え込むのも一苦労です。顔を横にそむけてしまったりすると、ちっとも進まないので、最初のうちは頭をしっかり固定するようにするといいですよ。
固定方法はいくつかありますが、もっともメジャーな方法は、自分の膝の間で子供の頭を押さえる方式です。
- 自分が正座または足を伸ばして座ります。
- 子供を仰向けにさせて、頭を自分の股(両太もも)の間に置きます。
- 太ももで子供の頭と腕を挟むようにしてホールド!
- 子供の顔を上からのぞき込むようにして、鼻にノズルを挿入!
- 吸引!
安定するなら膝枕でもいいでしょうね。
なお、上記の方法は、子供が暴れてしまう場合の対策になります。もしも暴れないのであれば、無理に股でホールドするのではなく、普通に起きた姿勢での吸引の方がやりやすいと思います。
おすすめとしては、壁際に子供を座らせて、壁などに頭を持たれかけるようにするといいです。そうすれば、首が後ろに反りすぎないので、頭も安定すると思います。少し上を向いてもらうようにすれば、鼻呼吸もしやすいでしょう。
膝枕方式の場合は、どうしても大人が前にかがんで、のぞき込むようにしてノズルを扱うことになるので、少しやりにくいのは否定できません。それでも、本気で暴れてしまう子供を押さえ込むなら膝枕方式が有効です。ときには、心を鬼にして、暴れる子供を押さえなければならないときもあるものです。
6.予め固まった鼻水(鼻くそ)を取っておく
メルシーポットの能力を十分に発揮させるには、事前準備もポイントです。その1つとして、あらかじめ、固まってしまった鼻水を取り除いておくことが大切になります。
子供によっては、鼻の中の鼻水を放っておいて、中で固まってしまっていることがあります。やはり固まっているものを吸引するのは難しいです。
固まった鼻水が残っている状態で吸引を開始すると、ノズルの先端が鼻水スポットに届かなかったり、その奥にある鼻水を吸えなかったり、良くないことがあります。なので、蒸しタオルや濡れたティッシュを使って準備段階で取っておくといいですね。
7.隙間なく組み立てる
メルシーポットの組み立ては、簡単なのですが、やはり接続が甘いと空気が漏れてしまい、強く吸引できない、といったことも考えられます。
なので、確実に各パーツを接続できているか、これを意識してチェックしてみると良いです。
とくに、
- ノズルとノズルコネクターとの接続
- ノズルと吸引チューブとの接続
- ボトルと吸引チューブとの接続
- 蓋とボトルとの接続
のあたりは要チェックです。蓋に関しては、きちんとパッキンで気密になっているか確認してみてください。
8.ノズルの部品(パーツ)を取り換えてみる
以上のコツを試してみて、どうしても上手く吸えないというのであれば、ノズルのパーツを変更してみるという方法もあります。
ノズルには、オリーブ管、ロングノズル、細方ノズルなどもあるので、試してみると良いかもしれません。
ロングノズル
ロングノズルの場合は、奥の方まで挿入することができるのが利点です。
ノズルの根本を指でつまんで、ゆっくり挿入し、鼻水スポットを探索しやすいです。
ただし、奥に突っ込みすぎると、鼻の粘膜を傷つけてしまう恐れがあるので注意してくださいね。
シリコン製のものを使うと、安全面では安心かと思います。
オリーブ管
オリーブ管のノズルは、少し丸まった形状になります。鼻の穴を密閉するかのようにして、吸引できると思います。
子供が暴れる場合は、ロングノズルなどよりも、オリーブ管の方が安心して扱えるかも。
細型ノズル:ボンジュールプラス
新生児の場合は、鼻の穴が小さいので、ノーマルのノズルだと、ノズルを鼻の穴に入れるのが難しいときもあると思います。
そんな場合は「ボンジュールプラス」などの細型ノズルを使うと、やりやすいと思います。
上手に使って鼻水フリー!
以上、メルシーポットの使い方と、そのコツをお伝えしてきました。
実際に使う前は、「本当に鼻水とれるの?」と思うものですが、実際に使って鼻水がズズズ~と吸い込まれていくと「早く買えばよかった」って思ったりします。
子供って、当たり前なんですが、自分で鼻水をかめないんですよね。ティッシュで拭いてあげたとしても、奥の方には溜まったままになっていることも。
風邪をひいてしまった場合なんかは、眠りも浅くなったりして、本当につらそうです。早く回復するためにもメルシーポットを上手に使いたいというものです。
ぜひコツを押さえて、鼻水問題の解消を目指してみてください。